会社や企業について2代目に任せようと思ったとします。
ところが、息子や娘が必ずしも
「 後継ぎ 」 として適正かどうか分からないことがあります。
ここで、大事なことは
「 会社の規模が後継ぎの経営能力の範囲内か 」
これを見極めてください。
1代で財を築くタイプの社長はアイデアマンであることが多いです。
また、小さいところから商売を始めます。
少しずつ経営能力が磨かれていき、経営に必要な勉強を同時に身につけていきます。
ここが初めから 「 すでに会社があった2代目 」 との違いです。
出来上がったものだけを見ています。
かつて訪れた会社の危機、苦労したこと、会社が小さかった時。
このようなものを知りません。
話を聞かせても、「 実感 」 としてつかんでいないことが多いです。
残念ながら、息子や娘に 「 今の企業規模は経営できない 」 と思ったのなら
他の人を後継ぎにすることも考えないといけません。
2代目の経営教育で失敗する事例として
「 高学歴 」 をつけさせて 「 大企業 」 に就職させるというものがあります。
気持ちとしては非常に分かります。
今の会社をもっと大きくしたいから、息子や娘に
会社を発展させる方法を学ばせたいのだと思います。
ところが、大企業から帰ってきた後継ぎは、
たいてい今の会社を潰してしまいます。
その理由は、「 大企業の経営方法をマネしてしまう 」 からです。
経営方法は企業規模によって合う・合わないがあります。
大企業は 「 お金をどーんと投資する 」 ことが多いですから、
それを今の会社でそのままやってしまうと、途端に赤字に傾きます。
その点は気をつけてください。
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